英国への入国

航空機や鉄道を利用して英国に入国する18歳以上のICパスポートを保持する日本人は、自動化ゲートを利用して入国することができます。自動化ゲート利用対象となる大人が同伴する場合は、10~17歳でも同様にゲートを使うことができます。

ただし、滞在予定が3ヵ月未満のTier 5(Creative and Sporting)の滞在資格を持つ方、滞在予定が1ヵ月未満の専門的職業(Permitted Paid Engagement)のカテゴリーで滞在資格を持つ方は、引き続き入国審査官による入国印の押印を受ける必要があります。

審査ブース

自動化ゲートを使用した場合には、英国の入国印は押されません。行政手続きなどの理由で入国印が必要であれば、有人の入国審査ブースで審査を受けましょう。留学生は学校からの入学許可書類や滞在先を証明するもの、また短期ビジネスで訪れる場合はクライアントとの契約書や滞在先住所などの提示を求められる場合があるので、用意しておくとよいでしょう。

荷物の紛失

ロストバゲージ被害に遭遇したときは、遺失物(Lost & Found)の係員に申し出て、その指示に従います。後日荷物を引き取る際に必要になるクレーム・タグ(Claim Tag)を渡されますので、大切に保管してください。盗難でなければ、ほとんどの場合2~3日で届けられます。

Air TagやTileなどのスマートタグ(紛失防止タグ)を荷物に入れておくと、盗難や紛失の際に発見できる可能性が高まり便利です。

税関

課税対象の物品を持っている人は赤ランプ、それ以外の人は緑ランプの入り口へ進みます。

出国時

英国から海外へ出国する際は、ヨーロッパ線などは出発2時間前まで、日本など長距離線の場合は出発3時間前までに搭乗手続きを済ませられるタイミングで空港に到着することをお勧めします。

日本での免税

海外在住の日本人は、一定条件を満たせば、日本に一時帰国の際に日本で買ったものについて消費税の免税措置を受けることができます。

【日本へ一時帰国の際の買い物は免税に】(2023年4月1日改正)

海外在住で一時帰国の期間が6ヵ月以内の日本人は、2年以上引き続き日本以外の地域に居住していることを証明する書類(在留証明書*の原本か、あるいは戸籍の附票の写しの原本)があれば、一時帰国の際に消費税の免税措置を受けることができる。ただし、証明書類は免税購入対象者が最後に日本に入国した日から起算して6ヵ月前以降に作成されたものでなければならない。免税措置の条件は、同じ店で1日に一般物品5,000円以上、消耗品5,000円~500,000円の範囲(いずれも消費税除く、消耗品は未開封のまま30日以内に国外へ持ち出す)となる。買い物をした店で購入日に手続きをし、その場で消費税抜きの金額を現金またはカードで支払う、もしくは消費税込みで支払い、後日クレジットカードに消費税分の還付金が約10日02週間程度で返金される。申告には、日本入国印の押されたパスポートが必要なため、必ず入国時にスタンプを押してもらうこと。詳しくはウェブサイトで確認を。

*在英国日本国大使館で発行(有料)