食品や日用品はスーパーマーケットで、家具などの生活用品やブランド品、ジュエリーはデパートや、それぞれに特化した専門店で購入するのが一般的です。それに加え、日本にはない以下のような店舗形態もあります。

英国ならではの店舗形態

基本的な食料品や日用雑貨を扱うニュースエージェント(Newsagent)と呼ばれるキオスクが街の至るところにあります。新聞・雑誌やたばこ、酒類、交通機関で使うオイスターカードや定期券、宝くじなども扱っています。

オンラインやアプリで買い物を済ませ、路面店、またはスーパー内のコーナーに商品を引き取りにいくArgos/アルゴスは、生活全般にわたるあらゆるものを豊富に揃えている便利な店。

在庫整理やシーズンオフになった商品をお手頃な価格で販売するTK Maxxは、英国全土で展開するディスカウント・チェーン。高級ブランドから無名ブランドまで、ファッションを主力に、日用品や食品まで多岐にわたる商品を扱っています。

日曜営業

日曜営業法により、売り場面積が280平方メートルを超える店舗の日曜日の営業時間は、10:00 – 18:00の間の継続する6時間までと定められています。

祝祭日の営業

12月25日のクリスマスと26日のボクシング・デー、春のイースター・サンデー(日にちは年によって変動)には、多くの店が閉まります。

12月24日と31日は、閉店時間が早まります。また、1月1日は閉店するところが多いので、事前に確認しましょう。

返品のルール

通常は、未使用であれば返金(refund)の請求ができます。領収書があることが望ましいのですが、なくても請求する権利はあります。各小売店が定める期限内に返品できない場合は、事前に連絡を入れておきます。対応した担当者の名前やメールの控えは取っておきましょう。

不良品であることが理由で返金を求めた際、店側から返金の代わりに、商品券や修理、等価交換を勧められても、納得がいかなければ応じる必要はなく、返金を請求できます。

自分の間違いでサイズや色の違うものを購入してしまった場合も、期限内であればたいていは返金に応じてくれます。

店によってレジ付近に返品ルール(refund policy)が表示されていますので、念のために確認を。レシートに印刷されている場合もあります。

セール品でも、ほとんどの店で返品や交換が可能。返品受付の期間や条件が通常と異なる場合があるので確認を。

後の面倒を避けるためにも、購入前に商品の状態(靴の左右のサイズ、衣類のほころび、傷など)を確かめるよう心掛けましょう。

セール

大々的なセールの時期は、6月末~7月と12月のクリスマス明け~1月の年2回です。これに加えて、シーズン半ばにセールを設ける小売店も増えています。近年では、クリスマス商戦時期のブラック・フライデーやサイバー・マンデーと呼ばれるアメリカ由来のセールも広く実施されています。

保証期間の延長

電気製品などの購入時には、通常の保証期間を延長するextended warrantyを付けるか聞かれます。洗濯機や食洗機には付けた方がよいとの消費者レポートもあります。保証期間以降の修理には実費がかかります。

ロンドン中心ショッピングエリア