特定のメーカーの特約店/ディーラーと、複数のメーカーの車を扱うサブディーラーがあり、その多くは新車と中古車の両方を扱っています。日本語で相談できる日系ディーラーもあります。

査定

中古車購入の際、売り主の許可があればAAなどのロードサービス会社で査定(有料)を依頼することができます。ディーラーを通さず個人的に取引をする場合は、購入前にプロに査定してもらうのが賢明です。

リース

新車の価格が高い英国では、滞在期間によってはリースも有利。車体使用料にメンテナンス費用も含まれたコントラクト・リース(contract lease)と、車体使用以外の費用は契約者負担となるファイナンス・リース(finance lease)の2種類があります。

車両登録

新車の自治体への登録は、車を販売した会社の義務です。保険に加入してその保険証書を渡せば、手続きは販売店が行い、3~6週間後に車両登録証(Vehicle Registration Certificate)がDVLAから送られてきます。中古車の場合、車両登録証V5CのSection 6の欄に記入(新しい書式の場合はSection 2)、Section 8の欄に署名したものをDVLAに送付し、新しい登録証を発行してもらいます。車両登録証は車とは別に保管しておきましょう。

税金

車両にかかる道路使用税(Vehicle Tax)は、CO2排出量、車両登録年、燃料タイプにより異なります。毎年期限が切れる前に必要書類が送られてきますので、オンラインまたは郵便局で更新料を支払います。車検(MOT)証明の提示も必要。なお、期限が過ぎても未払いの場合は罰金が科せられます。

中古車にかかる税金は、購入した時点から新オーナーの義務となります。

自動車保険

英国の自動車保険の内容(盗難・火災・車両保険など)は商品によってさまざまです。いくつかのブローカーから見積もりを取って比較してみましょう。

駐車許可

自家用車は通常、自宅付近の路上駐車をしますが、都市部の多くの地域では、路上駐車にも許可(Parking Permit)が必要です。許可の取得方法はカウンシルにより異なりますので、政府サイトの「Get a Parking Permit」で調べましょう。

駐車許可証取得にかかる費用は年額約£60~£400と、カウンシルにより異なります。車格排気量別や二酸化炭素排出量でクラス分けしているカウンシルもあるので、詳細はウェブサイトで確認を。

駐車許可証を取得したら、車のフロントスクリーンの見えるところに貼ります。最近ではバーチャル許可証を採用するカウンシルも増えています。

駐車料金の支払い方法

路上駐車に料金が発生する場所では、現地に支払いの案内があります。近年はチケットマシーンで駐車券を買う方法以外に、「RingGo」「Pay by Phone」などのサービスを使ったアプリやオンライン上のデジタル支払いが主流です。

RingGoはアプリで、あらかじめ車のナンバーや支払い方法などを含めたユーザー登録をしておきます。最寄りの駐車スペースが検索でき、支払いはキャッシュレス。アプリを使って延長することもできます。Pay by Phone(https://paybyphone.co.uk/how-it-works/parking)でもアプリ、オンライン、電話の3通りの方法で支払いが可能。いずれも駐車場所に表示されているロケーション番号を入力して場所を特定します。

カーシェリング

必要なときに必要な時間だけ車を借りられるシステム。店頭に出向かず、近所にある指定駐車場から乗車する。支払いはオンラインで、鍵の受け渡しも不要。
詳しくはこちらから。

 

【自動車保険の種類】

Third Party Only
対人・対物無制限。自賠責保険。自分の怪我や車の修理は含まれない。

Third Party, Fire & Theft
Third Partyに加え、火災と盗難もカバー。

Comprehensive
任意保険。総合的
な補償を受けることができ、各社独自のオプションあり。

Legal Protection
保険関連の法的相談と、保険でカバーされない免責部分の回収作業、法務費用の負担。

Windscreen
窓ガラス交換。通常はComprehensiveに含まれる。

(協力:jaz